福岡支部 ASFIJくまもとプロジェクト

4月26日(火)ASFIJ福岡支部は、被災地支援のため熊本へ行って参りました。事前に現地の方から得た情報を頼りに、現在必要とされているであろう、水、軍手、マスク等の物資をワンボックスカーで搬送致しました。

この日の九州自動車道は、『植木IC~益城熊本空港IC』間が通行止めとなっていたため、植木ICからは下道となります。一車線の道をゆっくりと進むこと約40分。熊本市内に入ると所々、瓦屋根が崩れ落ちた家が目に付きましたが、コンビニや飲食店などは通常営業をされています。一見通常生活を送っているようにも見えますが、気になったのは電柱元に置かれている瓦礫の山。地震後、家の中から運び出されたと思われる、TVや家具など。これらは電柱毎にまとめられており、かなりの数でした。恐らく家の中は生活できるレベルには戻っておらず、まだまだ復興に時間がかかることが伺えます。

そしてさらに40分ほど移動し、最も被害が大きかった益城町に到着。まずは車中泊が多いとされる益城町の『グランメッセ熊本』に行きました。ここは、広い駐車場があるため車中泊が多いと聞いていましたが、余震がおさまった事もあり、車中泊の方はまばらでした。物資も既に行き渡っており、他のボランティアの方が鳥唐揚げの配給をされたり、自衛隊の方から衣類が支給されたり、足りないものは無い様子でした。ただ、ここに居る方は自宅が倒壊しているため寝る場所が無く今も車中泊を強いられています。フェリーの開放サービスの案内もされていましたが、人数に限りがあるようで宿泊に関する支援が足りていないことを感じました。

次に向かったのは、益城町保健福祉センター。ここは狭い施設の中に家に帰れない多くの方々が寝泊りしていました。この日は暑かったこともあり水の減りが早く、まだまだ必要ということで約2000Lのペットボトル水を受け取っていただけました。ただ今日のような日はペットボトルのお茶が不足しているとのこと。やはり現地のニーズは行ってみないと分からない事が多くあります。その後施設の中を見せてもらいましたが、コーヒーのサービスや、焼きそば、かき氷等が支給されており物資は充実していました。また自衛隊の方からお風呂も用意されています。一見何でも揃っているように見えるのですが、毛布などが隣の人と重なり合って寝ているほど狭い施設内を見ると、早く自宅で生活したいという思いが感じられます。布団の上からほとんど一歩も動いていない高齢者や、マッサージに並ぶ若者の表情からは、この先いつ自宅に帰れるか分からない不安と疲れが受け取れました。

今回の現地支援で感じたことは、ライフラインが復旧し物資が流れ始めてはいるものの、現地のニーズは刻一刻と変化していること。また倒壊したマンションの後処理や、熊本城などの建造物、お墓など、細かなところをみればキリがないほど復興には時間がかかることが予想されます。一見、急速度で復興が進んでいるように見えますが、現地の人々が元通りの生活を取り戻すのにはまだまだ時間がかかります。私たちASFIJは被災地の1日でも早い復興を心からお祈りするとともに、継続的に復興支援を行ってまいります。
福岡支部長 藤井 賢悟